リーガが有観客試合に関する指針策定、時間差入場や体温測定
発信地:マドリード/スペイン
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【6月23日 AFP】サッカースペイン・リーグ(La Liga)は、各クラブに向けたファンのスタジアム入場に関する指針を策定し、観戦には事前の登録が必要で、時間差での入場や到着時の体温測定実施といった、厳格な制限を受けることが条件となった。
新型コロナウイルスによる中断の後、同リーグが限られた人数をスタジアムに入れるための手段を模索する中、AFPが確認した資料には、試合観戦を希望するファンは連絡先を登録する必要があると説明されている。
同リーグが今月に再開されてから、すべての試合が無観客で行われている。
各クラブは今後、どのサポーターの入場を許可するか選ぶことができる。試合日になると、ファンは事前に割り振られた時間帯にスタジアムに着いていなければならず、体温測定で37.5度以上だった場合は入場が認められない。
スタジアムの中では、マスクを着用してソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を維持することが求められ、試合終了後の退場は一列ずつになる。また、飲食店は閉じられたままとなるが、入場の際にはファンにボトル入りの水2本が渡される。
同国プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長は、7月19日のシーズン終了を前に、限られた人数のファンをスタジアムに入場できるようにしたいという望みを何度か表明していたが、最終的な決定は政府次第となる。
この件に関する最終判断はスペインスポーツ評議会(CSD)に委ねられており、CSDはまず保健省や他の自治政府と協議しなければならない。(c)AFP