【6月23日 AFP】19-20イタリア・セリエAは22日、第27節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)の得点でボローニャ(Bologna FC)を2-0で下し、暫定ながら2位ラツィオ(SS Lazio)との差を4ポイントに広げた。

 ACミラン(AC Milan)とのイタリア杯(Italian Cup 2019-20)準決勝でPKを失敗した35歳のロナウドは、チームがPK戦の末にナポリ(SSC Napoli)に敗れた決勝でも無得点に終わったが、この日はDFマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)が獲得したPKを23分にしっかりと決め、今季公式戦26点目を挙げた。

 36分にはフェデリコ・ベルナルデスキ(Federico Bernardeschi)のヒールパスからディバラが追加点をマーク。9連覇を目指すユベントスは、インテル(Inter Milan)を2-0で下した3月8日以来となるリーグ戦を勝利で飾り、イタリア杯決勝で味わった苦渋を乗り越えた。

 ディバラは「僕らには自信が必要。この勝利はチームを助けるだろう」「僕らは長い間プレーしていなかったから、今すぐに鮮やかなパフォーマンスを披露するのは簡単じゃない」とコメントした。

「もし(イタリア杯の)決勝に勝利できていれば、みんな僕らを称賛していただろう。見事ではなかったにせよ、ほとんど譲らなかったし、戦術レベルでは素晴らしい試合をしていたから」「きょうは2-0になった後に少し手を緩めてしまったが、それでも良いゲームだった」

 20年ぶりとなるセリエA制覇の挑戦を続けたいラツィオは、24日に4位アタランタ(Atalanta)とのアウェーゲームに臨む。ユベントスと9ポイント差の3位インテル(Inter Milan)は、ホームにサッスオーロ(US Sassuolo)を迎える。

 この日の他の試合では、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)を欠くACミラン(AC Milan)がレッチェ(US Lecce)に4-1で勝利し、来シーズンの欧州カップ戦出場へ望みをつないだ。

 イブラヒモビッチはふくらはぎの負傷からまだ復帰していないが、ミランは降格危機にあるレッチェをアウェーで下し、イタリア杯での敗退を払拭(ふっしょく)した。

 また、フィオレンティーナ(Fiorentina)は最下位ブレシア(Brescia Calcio)と1-1で引き分けた。(c)AFP/Emmeline MOORE