【6月23日 AFP】ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)は22日、来年のゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式を2月28日に延期すると発表した。米映画界が新型コロナウイルスの流行への対応に追われる中、異例の時期の開催となる。

 映画とテレビドラマを対象としたゴールデン・グローブ賞は例年、1月初旬に授賞式が開かれてきた。延期後の日程となった2月28日は米アカデミー賞(Academy Awards)授賞式が当初開かれる予定だったが、同賞は先週、2か月後の4月25日に延期されていた。

 アカデミー賞は授賞式の延期に伴い、選考対象作品の条件となる公開期間も2か月延長し2月末までとする異例の措置を取った。HFPAはゴールデン・グローブ賞について、「参加資格、投票期間、ノミネーションの発表時期についての方針は、今後数週間のうちに行う」と説明している。

 HFPAは新型ウイルスには直接言及しなかったが、米映画界は新型ウイルスの流行により甚大な影響を受けており、映画館の閉鎖が続く中、製作中断や公開延期を強いられた作品もある。英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)や米インディペンデント・スピリット賞(Independent Spirit Award)なども授賞式の延期を発表している。(c)AFP