【6月22日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)は18日、香港メインボードに新規上場した。米ナスダックとの重複上場になる。

 初値は239香港ドル(1香港ドル=約14円)で、公募価格を5・8%上回った。公開価格226香港ドルで1億3300万株を発行し、297億7千万香港ドルを調達。オーバーアロットメントオプション(追加割当権)が全て行使された場合、調達額は45億1千万香港ドル増える。

 調達した資金は小売りや物流など主力事業の推進や、サプライチェーンを基盤とする技術革新に充てる。

 小売りを手掛ける京東零售集団の徐雷(Xu Lei)輪番最高経営責任者(CEO)は、オンラインで開かれた上場セレモニーで、京東集団が香港に上場した理由について「香港と京東集団双方にとってより良い未来につながると信じているからだ」と述べた。

 米国と香港の株式市場に重複上場する中国本土企業は、アリババグループ、ネットイースに次いで3社目となった。(c)Xinhua News/AFPBB News