【6月22日 AFP】インドで21日、「国際ヨガの日(International Yoga Day)」の行事が各地で行われた。ただ同国では新型コロナウイルスとの闘いが続いており、今年のイベントは小規模なものとなった。

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 同国のナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相はそれでも、コロナ危機で古代から伝わるヨガの重要性がいっそう明らかになったと述べた。

 モディ首相が提唱し、2014年に国連(UN)が採択した毎年恒例のイベントは、北半球の夏至に当たる21日、世界各地でも行われた。インドではコロナ危機のため、イベントは屋内で、または屋外での小規模な形式で行われた。

 自らも熱心なヨギ(ヨガの行者)であるモディ氏は、ヨガによる肉体的また精神的効用から力を引き出すよう人々に呼び掛けた。同氏は20日、ソーシャルメディアに投稿されたヒンディー語でのビデオ演説で、「新型コロナウイルスはわれわれの呼吸器系を攻撃する。『プラーナヤーマ(呼吸法)』は、呼吸器系を強化するのに大いに役立つ」と述べた。

 人口13億人のインドでは21日、新型コロナウイルスの新規感染者が1万5413人とこれまでの最多を記録し、同国の感染者数は累計41万人を超えた。ウイルスによる死者数は1万3250人余りとなっている。(c)AFP