【6月22日 Xinhua News】中国江西省(Jiangxi)林業科学研究院野生動植物救護センターは17日、保護していたコウノトリ3羽を同省上饒市万年県で放鳥した。

 国家電網江西省電力の職員が4月1日、鄱陽湖畔の同県梓埠鎮(Zibu)を巡回した際、送電用鉄塔の上に作られた巣の中に、母鳥を亡くしたコウノトリのひな3羽がいるのを発見。野生動物保護部門と協力して救護センターに送り届けた。3羽は2カ月余りの治療を経て、野生に返せる状態にまで回復したため、元の生息地で放された。

 コウノトリは中国の国家1級保護動物で「鳥類のパンダ」と称される。また、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでも絶滅危惧種(EN)に指定されている。(c)Xinhua News/AFPBB News