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【6月21日 AFP】男女のポルノ俳優が少年の自宅にやって来るという内容のニュージーランド政府の広報動画が公開され、子どもがインターネットを利用する際のリスクに注意するよう呼び掛ける同国の新キャンペーン「Keep It Real Online」に注目が集まっている。映像は、その広報動画。

 この動画では、少年の母親が玄関で裸のポルノ俳優2人に応対しているところにノートパソコンを持った少年が現れ、2人を見てショックを受ける。

 ニュージーランド政府報道官はこの広報動画について、子どもへの手なずけ行為やいじめ、ポルノなどオンライン上に存在する危険性に対し、親が対処できるようにするのを目的としたキャンペーンの一環だと説明。

 このキャンペーンでは複数の動画が公開されており、報道官によると、最初の1週間半で合計再生回数は1100万回に達した。ポルノに注意するよう呼び掛ける動画はユーチューブ(YouTube)だけで200万回近く再生された。

 報道官は、「ポルノに注意を呼び掛ける動画について言えば、多くの若者が性行為についてポルノから学んでいる事実に注目が集まっている」 「幼い子どもたちを動揺させるだけでなく、同意や体のイメージ、性行為についてマイナスのメッセージを10代の若者に届けている」と述べた。

 このキャンペーンは、7月末まで続けられる予定。(c)AFP