【6月21日 Xinhua News】中国北京市政府は、20日午後開いた新型コロナウイルス感染症対策に関する記者会見で、同市が実施する核酸検査の検体採取数が、同日午前6時時点で累計229万7千人分に達したと発表した。

 北京新型コロナウイルス感染症対策指導小組(グループ)の張強(Zhang Qiang)副組長によると、同市では市と区が474の検体採取場に2083の採取カウンターを設置。59の医療機関、28の第三者検査機関、20の疾病予防対策機関の医療スタッフ7472人が輪番態勢で検体採取を行っている。

 張氏は同市の検査について、6種類の重点検査対象者をリスク等級に基づき細分化して順次実施していると説明。重点グループ、重点区域、重点分野を踏まえ、新発地など感染者が発生した市場と周辺社区(コミュニティー)の高リスク人員を優先的に検査していると述べた。今後は、飲食店やスーパーマーケット、定期市場の従業員、中・高リスクと判断された36の街道(都市部の末端行政区画)・郷鎮(農村部の町や村)の住民、宅配やフードデリバリー業の従業員などに対しても大規模な核酸検査を実施する方針を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News