【6月28日 CNS】「都市の目」の別称で知られる中国・四川省(Sichuan)にある「成都竜泉山都市森林公園(Chengdu Longquan Mountain Urban Forest Park)」丹景台(Danjingtai)景勝区は、2020年の初頭より一般開放されて以来、多くの旅行客を引き付けてきた。

「都市の眼」の外側は金属的な質感のあるオレンジ色に塗られ、建築の全体的な形状は渦巻きのような形となっており、上空から見ると1つの目に見える。目の中心には「商」の時代から伝わる「太陽神鳥」のデザインがはめ込まれている。

 丹景台の2階、生物科学普及館にある「種子銀行」と名付けた展示場も観光客の人気のスポットだ。展示場の周囲を円状に配列した展示壁には、竜泉山地方の1000種を超える植物の標本が展示されている。

 インターネットを活用した種々のキャンペーンにより、同園の来場者は増え続けると同時に、当地の村民の雇用を生み出している。解説員を務める鄭さんも地元の村人だ。「ここの警備員や清掃員は近くの村から来ている人が多いのです。みな、遠い町まで出稼ぎに行かずに済みます。毎日仕事が終われば、家に帰れるので助かります」と鄭さんは話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News