【6月21日 AFP】中南米とカリブ海(Caribbean Sea)地域で確認された新型コロナウイルス感染者数が、20日に200万人を超えた。各国政府などの公式統計をまとめたAFPの集計で明らかになった。

 同地域では感染拡大が加速しており、感染者数は計200万7621人に上った。中南米最大のブラジルではその半数以上の106万7579人の感染を確認。死者数は4万9976人で、世界全体でも米国に次いで2番目に多い。

 域内で2番目に深刻な打撃を受けているメキシコは、感染者数が17万人超、死者数が2万349人となっている。首都メキシコ市では22日に市場や飲食店などが営業再開を予定していたが、当局は感染拡大に歯止めがかかっていない状況を受けて1週間先送りすることを決めた。

 チリでは、新型コロナウイルスへの感染が疑われる死亡例も含める新たな集計方法によって死者数がほぼ倍増し、20日時点の死者数は3069人増の7144人となった。(c)AFP