【6月21日 AFP】米国競馬のG1レース、第152回ベルモント・ステークス(152nd Belmont Stakes、3歳、ダート約1800メートル)が20日、ニューヨーク州エルモント(Elmont)のベルモントパーク競馬場(Belmont Park)で開催され、マニー・フランコ(Manny Franco)騎手騎乗のティズザロー(Tiz the Law)が快勝。1番人気の期待に応え、クラシック「初戦」を制した。

 ティズザローはバークレー・タグ(Barclay Tagg)きゅう舎所属で、ニューヨークの馬がベルモント・ステークスを優勝するのは、1882年のフォレスター(Forester)以来となった。

 しかし、フィニッシュラインを切るティズザローを観客の大歓声が迎えることはなかった。普段なら10万人以上が詰めかけるベルモントパーク競馬場だが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う制限により、客席に観客の姿はなかった。

 また、新型ウイルスの影響でクラシックの残り2レースであるケンタッキーダービー(146th Kentucky Derby)とプリークネス・ステークス(145th Preakness Stakes)が延期になったため、本来はクラシックの最後を飾るベルモント・ステークスが、今年は史上初めて1戦目として開催された。(c)AFP