【6月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は19日、FWリロイ・ザネ(Leroy Sane)がクラブとの契約延長を拒否して退団する見通しであると述べた。

 ドイツ代表のザネはシティとの契約があと12か月残っているが、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)への移籍が濃厚と伝えられており、グアルディオラ監督は同選手がシティを退団するのは時間の問題との認識を示した。

 グアルディオラ監督はこの日、報道陣とのビデオ会見に臨み、「リロイは来季の契約延長を望まないと話した。それはすなわち、彼が退団を望んでいるということで、今夏か契約終了時にそうなるだろう」「クラブの話では2、3度契約延長を打診し、彼が拒否したということだ。だから、彼は別のクラブでプレーすることを望んでいる」と明かした。

「今シーズンの終了時に両クラブが合意すれば、彼は退団するということは全員が知っていると思う」

 24歳のザネは2016年にシャルケ04(Schalke04)からシティに加わり、2度のプレミア制覇を経験。しかし、昨年8月に行われたリバプール(Liverpool FC)とのFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2019)で膝の靱帯(じんたい)を断裂して以来、トップチームでは一度も試合に出場していない。

「クラブが選手にオファーをするのは、その選手が欲しいからだ」「彼には特別な資質がある。われわれはクラブと一緒に目標を達成することを望んでいる選手が欲しい。彼はナイスガイで、私も彼が大好きだ。私に含むところはないが、彼は違う冒険を望んでいる」

 グアルディオラ監督は、当初は6月下旬に退団予定だったダビド・シルバ(David Silva)とGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)について、今シーズンが終わるまでクラブに残留すると明かした。

 リーグ2位につけるシティは、22日にバーンリーFC(Burnley FC)と対戦する。(c)AFP