【6月20日 AFP】米海軍は19日、原子力空母「セオドア・ルーズベルト(USS Theodore Roosevelt)」で3月に発生した新型コロナウイルスの集団感染への対応が不適切だったとして4月に艦長を解任されたブレット・クロージャー(Brett Crozier)大佐を復任させないと明らかにした。

 マイケル・ギルデイ(Michael Gilday)海軍作戦部長は、クロージャー大佐が集団感染発生後の対応で「問題のある判断」をしたと述べた。

 ギルデイ作戦部長はまた、空母打撃群の司令官でクロージャー大佐の直属の上官だったスチュアート・ベイカー(Stuart Baker)少将も指導力に欠けていたと批判した。

 2か月にわたる調査を経て海軍は、クロージャー大佐を同艦艦長に復任させず、別の艦艇の艦長にもしない決定を下した。ベイカー少将の昇進も保留となり、今後さらに検討される。(c)AFP