【6月20日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間20日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は45万6630人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計855万5330人余りの感染が確認され、少なくとも395万2400人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 19日午前4時以降、新たに6082人の死亡と14万554人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1238人。次いでスペイン(1179人)、米国(701人)となっている。スペインの死者が急増したのは、6月上旬から停止されていた集計が再開されたため。

 最も被害が大きい米国では、これまでに11万8758人が死亡、220万5307人が感染し、少なくとも59万9115人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は4万7748人、感染者数は97万8142人。以降は英国(死者4万2461人、感染者30万1815人)、イタリア(死者3万4561人、感染者23万8011人)、フランス(死者2万9617人、感染者19万5953人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの84人。次いで英国(63人)、スペイン(61人)、イタリア(57人)、スウェーデン(50人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3325人、回復者数は7万8398人。

 地域別の死者数は、欧州が19万1932人(感染248万9195人)、米国・カナダが12万7145人(感染230万5872人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が8万9327人(感染188万7950人)、アジアが2万7563人(感染96万3782人)、中東が1万2994人(感染61万8797人)、アフリカが7538人(感染28万922人)、オセアニアが131人(感染8817人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP