【6月19日 AFP】台湾政府は18日、「政治的理由」による避難などで香港から台湾への移住希望者に対応する専門の窓口事務所を来月1日に開設すると発表した。

 蔡英文(Tsai Ing-wen)総統が先月、香港の民主派の人々のため人道主義に基づいた「行動計画」を策定すると述べていた。

 対中政策を担う行政院大陸委員会(Mainland Affairs Council)の陳明通(Chen Ming-tong)主任委員は、自由と安全を脅かされて台湾に移住する人々の「必要経費」は台湾政府が負担すると説明。「これまでは基本的に非政府組織(NGO)が行っていたが、今後は政府が支援に乗り出し、費用を支出する」と述べた。

 台北に開設される窓口事務所は、「政治的理由」での台湾滞在を希望する香港人の申請を業務として取り扱うほか、陳氏によれば台湾への就学、就労、投資の要望も受け付ける。(c)AFP