【6月18日 AFP】ヒマラヤ(Himalaya)地域の中印国境にある係争地で両国軍が衝突した問題で、インドと中国は17日、互いを非難した一方、緊張を緩和することで合意した。

 15日に起きた衝突では、両国軍の兵士らが殴り合いや石やこん棒を用いた乱闘となり、インド兵士少なくとも20人が死亡。中印国境で数十年ぶりに死者を出す衝突となった。

 インドのメディアは、今回の衝突で少なくとも40人の中国兵士が死亡または重傷を負ったと報じているが、中国は犠牲者の有無についての確認を拒否している。

 中国の王毅(Wang Yi)外相とインドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル(Subrahmanyam Jaishankar)外相は17日、電話会談でこの問題について協議。

 中国外務省の発表によると、王外相はインドに対し「徹底的な調査」と責任者の処罰を要求。インド外務省も、ジャイシャンカル外相が政府の「抗議の意を伝えた」と表明した。

 一方、両外相は緊張緩和も模索。中国は「現地の状況をできるだけ早期に鎮静化する」ことで両国が一致したと発表。インド外務省も、両国が以前合意した衝突回避の取り決めを実践していくとし、「いずれの側も、問題を激化させるいかなる行為も実施しない」と表明した。

 映像前半は17日撮影。後半は中印国境にある係争地の衛星写真、16日撮影・提供。(c)AFP/Aishwarya Kumar with Parvaiz Bukhari in Srinagar and Jing Xuan Teng in Beijing