【6月19日 Xinhua News】中国青海チベット高原にある青海省(Qinghai)西寧(Xining)パンダ館で14日、開館1周年記念イベントが開かれた。スタッフは来場者のためにケーキやパフォーマンス、科学普及イベントを準備し、4頭のジャイアントパンダには竹のごちそうを用意した。

 昨年6月3日、ジャイアントパンダの「双欣(シュアンシン、Shuang Xin)」と「和興(ホーシン、He Xing)」が四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)から西寧市に到着。2日後の5日には「奇果(チーグオ、Qi Guo)」と「円満(ユエンマン、Yuan Man)」も予定通りに着き、西寧パンダ館は11日後の16日から一般公開され、4頭のパンダも青海チベット高原での生活を開始した。

 西寧市は冬が比較的長いため、同館ではパンダを高原の冬の生活に適応させ、風邪や発熱を防ぐために、セントラル空調や床暖房システム、加湿器などの設備を館内に設置した。スタッフは不測の事態に備え、一連の医療プログラムを準備している。

 同館運営管理部責任者の茹雨婕(Ru Yujie)氏によると、同館ではこの1年間、パンダの健康な生活を保障した上で、国内外から延べ50万人以上の来場者を迎え、パンダに関する科学普及イベントを30回余り開いている。(c)Xinhua News/AFPBB News