【6月18日 Xinhua News】中国は17日午後3時19分(日本時間同4時19分)、酒泉衛星発射センター(Jiuquan Satellite Launch Center)から運搬ロケット「長征2号D」を使い、光学リモートセンシング地球観測衛星「高分9号03」を打ち上げ、予定の軌道に投入することに成功した。

 今回のミッションではさらに「皮星(ピコ衛星)3号A」と「和徳5号」という別の二つの衛星も搭載して打ち上げられた。

「高分9号03」は光学リモートセンシング衛星で、その地上画素分解能は最高でサブメートル級に達し、主に国土調査、都市計画、土地の権利確認、道路網設計、農作物の収量見積もりおよび防災・減災などの分野に用いられる。

「皮星3号A」は浙江大学(Zhejiang University)が開発したもので、主にはマルチモード型観測制御用トランスポンダ、衛星搭載総合電子システムなどのピコ・ナノ衛星技術について軌道上での試験を行うのに用いる。「和徳5号」は北京の和徳宇航技術が開発したもので、世界の船舶の航行状態、フライトの飛行状態およびモノのインターネット(IoT)に関する情報を収集できる。

 今回の打ち上げは長征シリーズの運搬ロケットによる335回目のミッションとなる。(c)Xinhua News/AFPBB News