【6月22日 CNS】中国・四川省(Sichuan)都江堰市(Dujiangyan)の西南部にある青城山(Mount Qingcheng)は15日、幽玄で美しい景色を見せていた。

 ここは中国の古くからの宗教「道教」の源流の一つとされる「全真道竜門派」の誕生の地で、西暦紀元143年に東漢(日本語での通称「後漢」)の道士張道陵(Zhang Daoling)が開山し、修行した教理が現代まで伝えられているという。

 青城山の道観(道教の寺院)のエリアは先山と後山に分かれている。先山がメインの区域で、道教文化、文化財や古跡が集中している。歴代の道観の建築物が山の岩の間や林の中に見え隠れし、建物は高くそびえ、二層に重なる屋根はせり上がり、曲がりくねった小路は幽玄の地にいざなうかのようだ。

 また、後山は「臥竜自然保護区」に隣接し、自然の美しい景色を味わうことができる。

 青城山は2000年に世界文化遺産に登録されている。

 感染症対策期間は入場人数制限が行われ、健康コードがグリーンの人だけが入園を許されていた。(c)CNS/JCM/AFPBB News