【6月24日 CNS】中国・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)来賓市(Laibin)柳来路の交差点で今月9日午前10時ごろ、豪雨の影響を受け、交差点脇の大きな街路樹が倒れてしまった。

 木の幹は同時に道路の上空に架設してある光ファイバー・ケーブルを引っ掛けてしまい、ケーブルが道路上に「通せんぼ」をする形となってしまった。道路交通に危険が迫った。

 同市公安局交通警察隊の警察官、黄さんは雨の中、とっさの判断で、道路中央にある分離帯の上に乗り、自身の手で光ケーブルをなるべく高いところに支えたのだった。路上でケーブルを支えた時間は40分間続いた。

 通りかかった市民はこの写真や動画をネットにアップすると、ネット上で評判となり「いいね」の山となった。黄さんはその日の自身の行動を振り返り「路上を行きかう多くの車や市民の安全しか頭になかったのです。考える暇もなく、体が先に動いて、気が付いたら分離帯の上に乗っていました」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News