【6月21日 CNS】中国・江蘇省(Jiangsu)常州市(Changzhou)で先日、恋人に別れを告げられた男が自殺をしようと、1万ボルトの高圧線が通っている電信柱によじ登り、さらには高圧線の上に達し、緊迫した状況となった。

 現地の消防は地面に救助用のエアーマットを敷き、男が墜落した場合に備える一方、電力会社は電信柱上の低圧線と高圧線への送電を停止した。翌朝、2台の高空救援車が男の両側から挟むように接近し、男が電信柱に戻れないようにした。

 消防の救助作業が8時間を超えると、男は体力の限界を超えたらしく、最後は逆に助けを求めてきた。消防は男を救助すると身柄を警察に引き渡した。政府関連部門によると、男は「電力法」に基づく法的責任が問われ、損害賠償しなければならない、とのことだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News