長城電子オペレーションシステム使用開始
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【6月17日 People’s Daily】長城は険しい崇山の間を縫って修復されているが、危険が起きたときどうやって即座に察知するのか?長城電子オペレーションシステム使用開始はその新しい答案となり得る。
北京市懐柔区(Huairou)は先日、131人の長城専門保護員に電子オペレーション端末を配布し、長城電子オペレーションシステムを創設した。仕事中は2分ごとに自動で位置情報がアップロードされ、問題を発見したら随時写真を撮ってアップロードし、文化財部門が即座に情報を受け取って措置を施す。
これを投入してすぐさま、オペレーションシステムは大いに効果を挙げ、6月2日、懐柔区の博物館は新たな文化財を加えることとなった。柱の基礎石である。
最近、長城保護員の李秉龍(Li Binglong)さんが長城をパトロールしている最中、長城横の壁にある草むらの中に石柱の台座を見つけた。長城保護員の研修内容に従って、李さんはすぐ写真を撮ってオペレーションシステムにアップロードしたという。
「このオペレーションシステム端末は使いこなせていましたし、この柱の基礎石に気づいたとき、私と李秉龍さんはすぐ写真を撮ってオペレーションシステムにアップロードしました。すぐに区の文化財センター所長が私たちに電話をくれ、すぐ人が手配されて博物館に運ばれました」、雁栖鎮(Yanqi)長城保護員の李林原(Li Linyuan)さんは語る。
「過去、保護員がパトロールしている時に、文化財への落書きや、長城自体の危険な箇所を見つけたり、ケガ人を発見したりしても、正確な位置をはっきりさせるのは半日仕事で、あるいは彼らが私たちを直接連れていってようやく分かったりしたものでした。このシステムができてから、位置の特定が早く正確にできるようになりました」、懐柔区文化旅行局の郭大鵬(Guo Dapeng)副局長は言う。「このシステムは長城保護員にとっても一種の保護となっています。彼らは山の中でパトロールをします。高い山の険しい道で、万一に想定外のことが起きた場合も、私たちは即座に彼らがどこにいるのか知ることができます」
長城電子オペレーションシステムの配備後、保護員たちはそれぞれの担当区域内で重点的に定期パトロールを行い、写真を撮ってアップロードしており、そのデータの蓄積に依拠して今後の長城保護が行われる。「例えば、私がこのあたりの壁に裂け目を見つけたとして、私は毎日一枚ずつ写真を撮ります。時間が長くなれば時系列的な変化が分かって、緊急度の良い判断材料になります」、渤海鎮(Bohai)の保護員である王貴江(Wang Guijiang)さんは言う。
今後、このシステムには緊急機能が開発され、緊急通報、動画との連動など包括的機能がつき、山林火災や山津波など突発的な状況へも連合的措置をとれるようになるという。(c)People's Daily/AFPBB News