【6月17日 AFP】19-20スペイン1部リーグは16日、第29節の試合が行われ、ホームのFCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)のPKなどでCDレガネス(CD Leganes)を2-0で下し、2位レアル・マドリード(Real Madrid)にプレッシャーをかけた。

 前半、ウナイ・ブスティンサ(Unai Bustinza)に両腕で腰をつかまれ、ラグビーのようなタックルを受けたメッシは、後半にも再び倒されてPKを獲得し、自らこれを決めた。

 今季の公式戦33試合に出場し26得点をマークしているメッシは、直近のリーグ戦8試合で7ゴール8アシストを記録している。

 チームに先制点をもたらした17歳のアンス・ファティ(Ansu Fati)は、今季のリーグ戦で8試合に先発し5ゴールを挙げるなど、引き続き飛躍のシーズンを送っている。

 バルセロナのキケ・セティエン(Quique Setien)監督は、「最初はやや運もあった」と振り返った。

 多少の迫力を欠いたバルセロナだったが、2位レアルとの勝ち点差は5に開いた。18日に予定されているバレンシア(Valencia CF)とのホームゲームでレアルが勝利すれば、ポイント差は再び2に縮まる。

 レアルにとってバレンシア戦は、3か月にわたる中断後のキレをより精密に測る一戦になるとみられ、バルセロナも19日に予定されている3位セビージャFC(Sevilla FC)とのアウェーゲームからは、レガネス戦よりも難しいテストを強いられると予想されている。

 セティエン監督はまた、すねを縫う必要がありそうな厄介なけがからジェラール・ピケ(Gerard Pique)が回復することを願っている。

 同指揮官は「すね当てが割れた」「深刻なものでないことを望む」と話した。

 同日の試合では、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すヘタフェ(Getafe CF)が、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)と0-0で引き分け、またしても勝ち点を取りこぼした。

 スコアレスドローという結果は、ヘタフェにとって機会を逸したことを意味する。ベルナルド・エスピノサ(Bernardo Espinosa)が16分に退場したエスパニョールはそれでも流れを作り、ヘタフェは敗れる可能性すらあった。

 ヘタフェは暫定で5位のままとなり、18日にアラベス(Alaves)とのアウェーゲームを控えている4位レアル・ソシエダ(Real Sociedad)と勝ち点で並んでいる。17日の試合でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がオサスナ(CA Osasuna)を下せば、同チームはヘタフェを追い抜くことになる。(c)AFP/Thomas ALLNUTT