【6月16日 Xinhua News】6月に入り、中国の自動車生産・販売は市場予想を上回る勢いを示している。中国汽車工業協会(CAAM)の最新データによると、6月上旬の主要自動車メーカー11社による自動車生産台数は70万台となり、5月上旬に比べて63・4%増え、前年同期より86・1%増えた。同11社の販売台数は49万4千台で、5月上旬より40・8%増え、前年同期より34%増えている。

 瑞銀証券投資研究部中国自動車業界アナリストの分析によると、中国自動車市場の最近の業績は予想をはるかに上回っており、4月、5月とも販売台数は増え続け、今後数カ月はプラス成長を維持する見通しだという。

 消費構造で見ると、高級車は市場全体より回復が速い。その原因は、新型コロナウイルスの発生にもかかわらず、社会全体の購買力がそれほど傷つけられておらず、消費構造のさらなる高度化が続く一方、経済基盤はしっかりしており、大都市住民の消費力が受ける衝撃はさらに少なく、経済状況も相対的に安定しているためだ。

 業界専門家は一般的に、今後数年間、中国自動車市場は長期的に上向く勢いを維持するだろうとの認識を示している。(c)Xinhua News/AFPBB News