【6月16日 Xinhua News】中国香港証券取引所は15日、ネットサービス大手、騰訊控股(テンセント、Tencent)の馬化騰(ポニー・マー、Pony Ma)董事会主席兼最高経営責任者(CEO)が9~12日の4営業日でテンセント株964万7800株を売却したことを明らかにした。売却価格は1株当たり433・4~450・27香港ドル(1香港ドル=約14円)で、総額は約42億6900万香港ドル。売却により、馬氏の持ち株比率は8・53%から8・42%に低下した。上海証券報が伝えた。

 テンセントの株価は5月末の調整を経て、6月に小幅に反発したばかりだった。11日には一時455・4香港ドルの2年ぶり高値をつけており、今年に入ってからの上昇率は15%を超えた。

 馬氏が今年、保有株を売却するのは今回が初めてではない。1月にも4営業日連続で合計500万株を売却、売却総額は約20億香港ドルとなっており、今回の分を合わせると今年売却した株式の総額は60億香港ドル以上に上る。

 同社の劉熾平(マーティン・ラウ)総裁も、今年に入ってから3回にわたって保有株を売却している。直近では5月29日から6月1日にかけて約2億4720万香港ドル分を売却しており、今年の保有株売却額は総額で6億6600香港ドルを超えている。(c)Xinhua News/AFPBB News