【6月17日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)政府と香港特別行政区政府は15日、深圳湾口岸(通関地)と福田口岸の出入境ゲートで越境生徒専用の通関ゲートを開設した。毎週月曜日から金曜日の香港特区側の学校の通常開講期間に、一定の時間帯(午前6時半~午前8時半、午後2時~午後4時半)で開放する。深圳から香港に通学する中学3年生から5年生(高校2年生に相当)の出入境手続きの便宜を図る。

 越境生徒は、深圳口岸の出入境検査場で7日以内の核酸検査陰性を証明する資料やスマホに表示される健康コードの提示が求められる。当分の間は隔離を伴う医学的観察措置は実施しないという。

 深圳出入境検査総合ステーションの責任者は、越境生徒専用の検査エリアとゲートを設けることで、その他の旅客との交差感染を防ぐと説明した。

 越境生徒は、香港が中国に返還されて以降、増加の一途をたどっており、深圳口岸で出入境する旅客の中でも特別なグループとなっている。生徒の大部分は深圳市内に居住するが、香港特区の戸籍を所有しており、毎日各口岸の出入境ゲートから越境し、香港側の学校に通っている。(c)Xinhua News/AFPBB News