【6月20日 CNS】中国・北京市延慶区(Yanqing)の2022年北京冬季五輪競技エリアでは、13のプロジェクトの建設が進んでいる。年末までにアルペンスキーセンター、ボブスレー・リュージュセンター、五輪村、ニュースセンター、総合交通センターなど13の主要プロジェクトがすべて完成する予定だ。

 ボブスレー・リュージュセンターは山間部にコースが設計され、2018年1月の着工開始以来、難工事が続いた。工事を担当する建設会社「上海宝冶集団」幹部の姚遠(Yao Yuan)氏は「さまざまな障害を克服するのを現場でずっと立ち会ってきました。五輪の中心会場で中国の技術力を発揮できて、とても誇りに感じています」と話す。

 現在、アルペンスキーセンターは全体の90%の工事を終え、ボブスレー・リュージュセンターは88%が完了。五輪村とニュースセンターも50%を超えている。

 延慶駅北側の総合交通センターも完成が近づいている。高速鉄道、在来線、バス、タクシー、駐車場などを統合した交通拠点で、開業すれば、北京市内と延慶駅の間を高速鉄道で、30分で結び、観光客や関係者を会場に運ぶ動脈となる。(c)CNS/JCM/AFPBB News