【6月16日 AFP】AFPの公式集計で15日、中南米諸国・地域における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者数が8万人を超えた。このうち半数以上をブラジルが占めている。

 中南米では最初の感染者が3月に確認されて以降、これまでに計8万505人が死亡している。またこれまでに報告されている感染者数は、168万1378人に上っている。

 人口2億1200万人のブラジルの感染者数は、アジア全体の累計感染者数を超える88万8271人に上っている。死者は4万3959人で中南米全体の半数以上を占め、世界全体でも米国に次いで2番目に多い。

 また人口1億2000万人のメキシコは、感染者14万6837人のうち1万7141人が死亡し、中南米諸国で2番目に多い死者数となっている。

 さらに、ペルーでは6688人が死亡。一方、ここ数週間で感染が急拡大しているチリでは、18万人近い感染者数に対し、死者数は3362人となっている。(c)AFP