【6月16日 AFP】サッカー元スペイン代表GKのイケル・カシージャス(Iker Casillas)が15日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による危機を理由に、スペインサッカー連盟(RFEF)会長選への出馬を断念すると発表した。

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 ポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)に所属する39歳のカシージャスは、SNSに「次回のRFEF会長選の不出馬を決めたことを皆さんにお伝えしたい」と記した。

「われわれの国が苦しんでいる社会、経済および健康の異例の状況」の結果として出馬を断念したと明かしたカシージャスは、同国で2万7000人以上が亡くなっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行によって、会長選は「二の次」になったと述べた。

 スペイン代表の一員としてW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)を制したカシージャスは2月、ルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)現会長の対抗馬として立候補する意向を表明していた。

 カシージャスの出馬断念により、ルビアレス会長は2期目の当選へ向け視界が開けている。選挙は8月17日に予定されている。(c)AFP