【6月16日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)と雲南省(Yunnan)の境界で建設が進む、発電設備容量世界第7位、中国第4位の烏東徳水力発電所のダムの本体工事が11日午後、完成した。世界初の300メートル級アーチ式低温コンクリートダムで、総発電設備容量が1020万キロワット。一部発電ユニットが来月稼働する。建設にあたっている三峡集団が12日明らかにした。

 同発電所は長江(揚子江、Yangtze River)上流の金沙江下流区間の四つ階段式発電所の1段目で、「西電東送(西部の電力を東部に送電するプロジェクト)」の中核的電源。役割は発電を主とし、洪水対策、水運などがあり、国のエネルギー構成の見直し、省エネ・排出削減の目標達成、長江経済ベルトの発展などに重要な意義がある。(c)Xinhua News/AFPBB News