【6月20日 CNS】中国国家鉄路集団(以下、国鉄集団)によると、5月の中国全土の鉄道利用者数は1億5700万人に達した。1日の平均は前月比139万人増の508万人で、増加率は37.6%に上り、乗客数が急速に回復している。

 国鉄集団旅客部門の担当者は「5月に各地の企業・学校が再開し、工場も生産を再開し、さらに観光市場も持ち直したことで、鉄道輸送の需要が高まりつつある」と説明した。

 各路線では体温検測、マスクの着用、換気、消毒などの新型コロナウイルス感染対策を徹底。また、ビッグデータを使って乗客のニーズを分析・予測し、乗客の流れに沿って列車を増発。毎日フレキシブルに輸送プランを調整し、1日平均6368本の列車を運行している。

 新しい旅行プランにも力を入れており、25の都市間ルートに割引チケットを導入し、「鉄道旅行」メンバーのポイント有効期限を延長。遠距離でなく身近な地域のレジャーを楽しむ「地元観光」キャンペーンも促進する。(c)CNS/JCM/AFPBB News