【6月15日 AFP】サッカースペイン・リーグ(La Liga)は、無観客での開催となった13日のマジョルカ(RCD Mallorca)対FCバルセロナ(FC Barcelona)戦でピッチに侵入した男に対し、刑事告訴の手続きを開始すると明かした。

 背中にリオネル・メッシ(Lionel Messi)の名前が入ったアルゼンチン代表のユニホームを着た男は、52分にピッチに走って入ると、バルセロナのDFジョルディ・アルバ(Jordi Alba)に自撮りを要求。この男はマスクや手袋を着用しておらず、警備員に取り押さえられてピッチから連れ出された。

 セビージャFC(Sevilla FC)がレアル・ベティス(Real Betis)を下した11日の試合から再開になった同リーグでは、各試合で厳格な医療手順を課している。

 同国でスタジアムに入れる人数は300人未満となっており、ファンの入場は認められていない。

 リーグ側は発表文の中で「許可なくピッチに侵入し、現在の健康面の法令の下で策定された手順に違反した上、民間の警備員の命令に従わなかったこの侵入者を刑事告訴する」と記した。「男の行動は罪に当たる」

「他者の健康やリーグの品位を危険にさらすこうした行為を、ラ・リーガは徹底的に非難する」

 マジョルカの本拠地ソン・モイシュ(Son Moix)での試合は、首位バルセロナが4-0で快勝し、新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断からの再開初戦を飾っている。(c)AFP