【6月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、チャールズ・シュワブ・チャレンジ(Charles Schwab Challenge 2020)は14日、テキサス州フォートワース(Fort Worth)のコロニアルCC(Colonial Country Club、パー70)で最終日が行われ、ダニエル・バーガー(Daniel Berger、米国)が通算15アンダーで並んだコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)とのプレーオフを制し、新型コロナウイルスの影響で3か月間中断されていたツアーの再開初戦を制した。

 プレーオフが行われたパー4の17番、アプローチショットでグリーンを少し越えてしまったバーガーは、チップで寄せてカップに流し込むと、3フィート(約90センチ)の距離から放たれたモリカワのパットがホールのへりをはじき、劇的な優勝が決まった。

 キャリア続行が危ぶまれた左手首のけがから復活する中、バーガーにとって今回の結果は最高の瞬間となった。

 バーガーは「これまでの経験から考えて、人生で最良の日の一つ」「この1年半は長かった。ここにいられて幸せ」とコメントした。

 無観客となったコースで優勝を果たしたバーガーはこれが米ツアー通算3勝目。2016年と2017年にフェデックス・セントジュード・クラシック(Fedex St.Jude Classic)を制しており、どちらも今回同様6月2週目での優勝だった。

 最終18番の2打目をグリーンに乗せ、10フィート(約3メートル)のバーディーパットを沈めたバーガーは、この日のスコアを「66」とし、通算15アンダー「265」のモリカワに並んだ。

 イングランドのジャスティン・ローズ(Justin Rose)やザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)、ジェイソン・コクラック(Jason Kokrak)、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)の米国勢が1打差で3位タイに、バッバ・ワトソン(Bubba Watson)とパトリック・リード(Patrick Reed)の米国コンビは2打差で7位タイに終わった。

 世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は4オーバーと苦しみ、通算6アンダーの32位タイに終わった。(c)AFP