【6月15日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は14日、第31節が行われ、ホームのマインツ05(Mainz 05)はFCアウクスブルク(FC Augsburg)に0-1で黒星。残留を争う両チーム同士の一戦では、マインツのFWタイウォ・アウォニイ(Taiwo Awoniyi)が頭部を強く打って重度の脳振とうに陥り、病院に搬送された。

 イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)からローン移籍中のアウォニイは前半、アウクスブルクのDFフェリックス・ウドゥオカイ(Felix Uduokhai)と空中で激突すると、危険な形で着地し、一時的に体を動かすことができなかった。

 ピッチ上での治療による長い中断の後、22歳のアウォニイは首を固定したまま担架で運ばれた。

 マインツによれば、ナイジェリア代表としてU-17W杯(FIFA U-17 World Cup)を制したアウォニイは意識がはっきりしており、観察のため病院に搬送されたという。

 マインツのアヒム・バイアーロルツァー(Achim Beierlorzer)監督は「医師からは問題なしと判断された」とコメントした。

「彼は意識を取り戻しており、起きたことも思い出せる」「重度の脳振とうに陥っており、観察のため病院にとどまらねばならない」

 2015年にリバプールに加入したアウォニイは同クラブで公式戦に出場できておらず、これまでドイツやオランダ、ベルギーのクラブに何度もローン移籍している。(c)AFP