【6月16日 CNS】伝統の祭日「端午節」が迫るにつれ、中国・上海市金山区(Jinshan)楓涇(Fengjing)古鎮の老舗の名店「丁義興(Dingyixing)」食品店では、竹筒で作る粽(ちまき)の準備で忙しい。

 粽の餡(あん)は種類が豊富で、甘い餡(あん)から塩辛い餡までより取り見取りだ。餡の匂いと竹の香りが混ざり合い、食べる人の心をくすぐる。

 竹は伐採してから竹筒粽となるまで、3日から5日以内に完成させると竹の香りを粽の中に閉じ込めることができる。店によると、竹筒で粽を作ると、環境に優しく、斬新で、香り高い。一本一本の竹はいくつもの工程を経て洗浄・消毒を行う。粽の工程は、竹筒の洗浄、粽の葉の洗浄、もち米の水浸し、味付け、ふかしなど10数種の工程を経て出来上がり、一つも手抜きはできないという。(c)CNS/JCM/AFPBB News