【6月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、チャールズ・シュワブ・チャレンジ(Charles Schwab Challenge 2020)は12日、テキサス州フォートワース(Fort Worth)のコロニアルCC(Colonial Country Club、パー70)で2日目が行われ、ハロルド・バーナー3世(Harold Varner III、米国)が通算11アンダーで首位をキープする中、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が猛チャージで優勝争いに名乗りを上げた。

 PGAツアーが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による3か月間の中断を経て再開された中、世界ランキングトップ200に入る黒人選手3人のうちの一人であるバーナー3世は、最初のホールでいきなりトリプルボギーをたたいたものの、このピンチを乗り越えてこの日4アンダー「66」をマークし、トップを維持して決勝ラウンドに進んだ。

 スピースはブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)とともに2日連続で「65」を記録し、首位と1打差の通算10アンダーで2位タイに浮上。世界ランク1位のマキロイも「63」の好スコアをマークし、コリン・モリカワ(Collin Morikawa)とザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)の米国勢とともに通算9アンダーで4位タイグループにつけた。

 今大会は無観客で行われているほか、選手は検温や定期的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査に加え、ティーグラウンドでのソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が義務付けられるなどの大改革が行われ、初物尽くしの状況となっている。

 また、3月のザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2020)の初日終了後にツアーが中断されて以降では、これが初めての大会となった。

 今大会では世界ランクトップ20人のうち15人がプレーしているものの、北米大陸にいない選手は米国入国時に2週間の隔離措置を受けることになるため、同10位のトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)ら強豪選手の一部は出場していない。(c)AFP