【6月13日 AFP】19-20スペイン1部リーグは12日、第28節の試合が行われ、バレンシア(Valencia CF)は後半アディショナルタイム8分にPKから同点ゴールを許し、10人のレバンテ(Levante)と1-1で引き分けた。

 新型コロナウイルスによる中断からのリーグ再開2日目となったこの日、ヘタフェ(Getafe CF)も1-2でグラナダ(Granada CF)に逆転負けを喫するなど、トップ4を争う2チームにとっては散々な夜となり、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)やレアル・ソシエダ(Real Sociedad)は、14日の試合でこの機に乗じるチャンスを手にしている。

 バレンシアは無人のメスタージャ・スタジアム(Mestalla stadium)で89分にロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)が得点し、後半に退場者を出したレバンテから最終盤に決勝点を挙げたかに思われたが、アディショナルタイムも深くなった時間にムクタル・ディアカビ(Mouctar Diakhaby)がペナルティーエリア内でベソ(Ruben Miguel Nunes Vezo)を倒すと、このPKをゴンサロ・メレロ(Gonzalo Melero)にきっちり決められ、同点に持ち込まれた。

 こちらも無観客で行われた敵地ロス・カルメネス(Nuevo Estadio de Los Carmenes)での一戦でヘタフェは、前半にダビド・ティモール(David Timor)のゴールで先行したものの、70分にジェネ(Djene Dakonam)のオウンゴールで同点に追いつかれると、その9分後にはカルロス・フェルナンデス(Carlos Fernandez Luna)に逆転ゴールを許した。

 この結果ヘタフェは5位のままとなり、アトレティコは14日に行われるアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦で勝利すればヘタフェを追い越すことができる。またバレンシアは7位にとどまり、同じく14日にオサスナ(CA Osasuna)戦を控える4位レアル・ソシエダとの勝ち点差は3のままとなった。(c)AFP