【6月13日 Xinhua News】中国から来日した高僧・隠元(いんげん)禅師が開いた日本三禅宗の一つ、黄檗(おうばく)宗の大本山万福寺(京都府宇治市)が11日、拝観を再開した。新型コロナウイルスの影響で4月中旬から拝観を休止していた。

 隠元は1654年、長崎在住中国人らの寄進で創建された「唐寺(とうでら)」の招請を受けて長崎に渡り、後に京都へ赴いて日本の黄檗宗の開祖となった。

 新型コロナの感染が広がった3月には、福建省(Fujian)福清市(Fuqing)の黄檗文化促進会と福山寺が日本の一般社団法人黄檗文化促進会などと共同で、万福寺にマスク7万枚を寄付。マスクは同寺から宇治市内の各機関・団体に届けられた。(c)Xinhua News/AFPBB News