ゴビ砂漠は農産物の一大産地 中国全土に供給
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【6月17日 CNS】砂漠というと生命が育ちにくいような過酷なイメージがあるが、中国西部のゴビ砂漠は野菜や果実などを全国に供給する一大産地となっている。その拠点の一つとなっている甘粛省(Gansu)酒泉市(Jiuquan)粛州区(Suzhou)の王永宏(Wang Yonghong)区長は「強い日差し、少ない水という環境に合わせた技術開発や栽培方法により、おいしい農産物を作ることができている」と話す。伝統的な露天農業と比べて、ゴビ砂漠では土地や水を集中して利用し、省力化できる利点もある。
粛州区はゴビ砂漠で最大の農業生産モデル地区。多くのビニールハウスを擁し、有機土壌を活用し、砂漠に適した農業をグレードアップしている。野菜、食用キノコ、果実の3分野で120種以上の品種を育て、生産から在庫管理、販売、輸送までの全プロセスを自前で行っている。
粛州区の農産物は北京、上海などの大都市に供給され、広東省(Guangdong)・香港・マカオ(Macau)地区に「野菜を届けるかご」の役割を果たしている。一方で売れる品種に偏りがあり、季節によって売れ行きが伸び悩む問題も抱えている。
王永宏区長は「今後は西アジアや中央ヨーロッパ、東ヨーロッパに市場を拡大していく必要がある。そのためには農産物の付加価値を高めなければいけない」と話す。経営の集約化や品種の標準化、データ管理、農産物のブランド化を進めており、今年の売り上げを10億元(約151億1790万円)に、2022年には25億元(約377億9475万円)に達するよう努力しているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News