「夜警団」に警察同様の権限、トルコ新法可決 さらなる強権化に懸念
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【6月11日 AFP】トルコ議会は10日、夜間に地域を巡回して窃盗やけんかなどを通報する「夜警団」に、警察とほぼ同等の権限を認める法案を可決した。この法案をめぐっては、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が政府に忠実な「民兵組織」の設立を試みているとの批判があり、物議を醸している。
新法では、夜警団に銃器の携行や市民への職務質問を認めている。
トルコの夜警団は100年以上の歴史を持ち、内務省の管轄下にある。2016年7月のクーデター未遂事件後に急激に規模を拡大し、現在2万8000人以上の団員がいる。
法案を提出したエルドアンの与党・公正発展党(AKP)は、新法によって夜警団がより効率的に警察を支援し、窃盗や暴行事件を未然に防げるようになると主張している。
しかし、野党はエルドアン氏が忠実な武装集団をつくろうとしているとして、強権政治を批判。議会は紛糾し、9日には審議中に議員同士が殴り合う事態も起きていた。(c)AFP