【6月11日 AFP】米国サッカー連盟(USSF)は10日、選手による国歌演奏中の膝つきを禁止する規則を撤廃したと発表した。

 USSFは、国歌演奏中に「敬意を表して起立」することを義務付ける規則は「間違っていた」と述べ、連盟側が黒人の問題の対応に失敗していたことを示していると認めた。

 この規則は、女子代表のスター選手ミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)が2016年に行われた国際試合の国歌演奏時に膝をついたことを受け翌年に導入されたが、議論を呼んでいた。

 ラピノーは、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)元サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)のQBコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)に連帯を示し、膝をついていた。(c)AFP