【6月10日 AFP】男子テニスで歴代最多の四大大会(グランドスラム)優勝を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が10日、右膝に関節鏡手術を受けた影響で、今シーズンいっぱい離脱すると発表した。

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 2月にもオペを受けたフェデラーは、「初期のリハビリ中に障害に直面した」と説明した上で、「数週間前に」追加で同様の手術が必要となったと明かした。

 現在38歳のフェデラーはツイッター(Twitter)の投稿で「100パーセントの状態で自分の最高のレベルでプレーできるよう、必要な時間をかける計画だ」「ファンやツアーがすごく恋しくなるが、2021年シーズンの開幕時に再びツアーで皆さんに会うことを楽しみにしている」と述べた。

 今回の発表により、2018年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2018)を最後にグランドスラムのタイトルから遠ざかっているフェデラーをめぐっては、再び引退に関する臆測が生まれる可能性が高い。

 1回目の手術後は今月から行われるはずだったグラス(芝)コートシーズンでの復帰を目指していたが、大会は新型コロナウイルスの影響で中止になっており、フェデラーが最後に戦った試合は王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れた1月の全豪オープン準決勝となっている。(c)AFP