【6月9日 AFP】新型コロナウイルス感染拡大への対応措置が続く中、外出制限に飽き飽きしているのは人間だけではないようだ──。デンマークのコペンハーゲン動物園(Copenhagen Zoo)で8日、パンダ1頭が囲いから脱走する騒ぎが起きた。

 外出制限を破ったのは、もうすぐ7歳になるオスのシンアル(星二、Xing Er)。脱走時、動物園は閉まっており、シンアルは園内の見学に出掛けたようだ。

 コペンハーゲン動物園によると、監視カメラにシンアルが電気柵の下をすり抜けて囲いを出る様子が映っていた。シンアルは職員が事態に気づくまで、園内を探索して回ったという。

 その後、シンアルは獣医師によって麻酔で眠らされ、囲いに連れ戻された数分後に目を覚ました。シンアルにけがはなく、人的被害もなかった。

 同園は、外出制限違反が二度と起きないよう、囲いを厳重に監視するとしている。(c)AFP