【6月9日 AFP】フランス首都パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で8日、昨年発生した火災で溶けて絡まり合い、数十トンの金属の塊となった足場を撤去するという、慎重を要する作業が始まった。現地で取材に当たっているAFP記者が伝えた。

 昨年4月15日の夜に発生した火災では、大聖堂の屋根と尖塔(せんとう)が崩落。この足場は、火災発生前から行われていた尖塔の修復のために設置されていた。

 関係者らによると、最終評価を行うため、約4万本の金属管が溶けて絡まり合った塊の中へ作業員らがエレベーターで入った。今週中に、クレーンからつるしたロープで作業員らが降ろされ、この足場を切断する作業を開始するという。

 大聖堂の天井を支えている石灰岩の壁をさらに傷つけないよう注意しながら、溶けて固まった40トンの金属塊を撤去しなければならず、再建工事で最大のリスクを伴う作業の一つとなる。(c)AFP