「一帯一路」は前途有望 貿易が逆境の中で増加 中国
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【6月9日 People’s Daily】2013年に「一帯一路(Belt and Road)」構想が提案されて以来、この構想に参加する国は増えており、各国で道路や鉄道、橋やトンネル、工業団地、病院、学校が建設されてきた。
2020年、新型コロナウイルス感染症の突然の流行は国際経済協力に重大な衝撃を与えた。「一帯一路」関連のプロジェクトは影響を受けるのか。「一帯一路」をめぐる協力はどうなるのか。今年の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開催期間中、世界のメディアはこうした点に注目した。
5月24日に開かれた記者会見で国家発展改革委員会の寧吉喆(Ning Jizhe)副主任は今年第1四半期(1~3月)の中国と「一帯一路」沿線諸国との貿易がプラス成長を実現したと述べた。前年同期比3.2%増で、貿易全体の伸び率を9.6ポイント上回った。逆境の中での増加だった。
王毅(Wang Yi)外相はこの日、「中国の外交政策と対外関係」について記者の質問に答え、とくに「一帯一路」をめぐる国際協力が防疫に果たした貢献に言及した。
王外相によれば、中国はこれまでに、世界で不足している医療物資を全力で生産した。マスクと防護服だけでそれぞれ568億枚、2億5000万着を輸出。150近い国、四つの国際組織のために緊急援助を提供した。このほか、24か国に26の医療専門家チームを派遣した。
新型コロナ感染症の流行中、「一帯一路」構想に関連する多くのインフラや民生プロジェクトが防疫で重要な役割を果たした。例えば、中国・パキスタン経済回廊のエネルギー・プロジェクト。パキスタンに全体の3分の1に相当する電力を提供した。航空便などが欠航するなかで、中国・欧州定期貨物列車は1~4月の便数、輸送量が前年同期よりそれぞれ24%、27%増加した。合計8000トン近い防疫物資が輸送され、中国と欧州を結ぶ鉄道は名実ともに「命の道」になった。
寧副主任は「一帯一路」構想をめぐり、中国は沿線諸国とビッグデータや、スマートシティなどの分野でも協力し、「デジタル・シルクロード」を各国とともに建設するとも述べた。
新型コロナ感染症の流行後、経済を発展させ、民生を保障するという各国の思いは一段と高まり、公衆衛生分野での協力の意欲も強まるだろう。「一帯一路」沿線諸国との協力は前途有望だ。(c)People's Daily/AFPBB News