【6月8日 AFP】米ニューヨークのビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長は7日、黒人男性死亡事件への抗議デモ激化を受けて発動した夜間外出禁止令を解除した。一方、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は同日、首都ワシントンに展開していた州兵の撤収を命じた。

 デブラシオ氏はツイッター(Twitter)に「昨日から今朝にかけて、われわれが見たのは最高のニューヨークだった」と投稿。75年ぶりに市内に出されていた午後8時~午前5時の夜間外出禁止令を即時解除すると発表した。

 ニューヨークでは新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限が2か月以上続いているが、8日からは経済活動が一部再開される予定。

 一方、トランプ氏は「たった今、州兵にワシントンからの撤収を開始するよう命じた。今や、すべてが完全にコントロールされている」とツイートした。ただ、撤収した州兵は「必要になればすぐに戻ってくる」とも強調した。(c)AFP