【6月7日 AFP】米カリフォルニア州知事室は5日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月半ばから中断している映画やテレビ番組、音楽の制作について、条件を満たす場合に6月12日からの再開を認める方針を発表した。

 同州公衆衛生局(California Department of Public Health)によると、制作再開には地元保健当局の許可が必要で、「新型コロナウイルスの感染リスクを下げるため、プロダクションや出演者、スタッフら業界関係者は、労使が合意した安全手順を順守しなければならない。この安全手順は、郡の公衆衛生当局によって一段と強化される場合もある」としている。

 ただ、ハリウッド(Hollywood)の制作スタジオが再開できるかは不透明となっている。ハリウッドがあるロサンゼルス郡は、カリフォルニア州内の感染者と死者の約半数を記録しているためだ。

 同州ではこれまでに感染者12万5000人超と死者約4500人が確認されている。(c)AFP