【6月7日 Xinhua News】中国上海税関の統計によると、今年4、5月に上海浦東国際空港(PVG)を出発した輸出貨物便は前年同期比2倍増の9431便で、1日平均150便以上となった。

 これら輸出貨物便の多くは、新型コロナウイルスの感染予防・抑制物資が占めている。マスクや防護服などの医療物資は密度が小さく軽量で、同等重量の貨物と比べ2倍以上の車両輸送が必要な上、倉庫のスペースも大幅に占拠してしまうため、同空港税関が空港運営側と積極的に連携し、四つの管理倉庫と1万5千平方メートルの駐車場を増設した。これにより、貨物の滞留と輸送の混雑が緩和され、医療物資のための優先専用レーンが開かれた。(c)Xinhua News/AFPBB News