【6月5日 AFP】米軍は5日、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)に対し、先月末の停戦以降初めて空爆を実施したと発表した。

 タリバンは、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けの祝祭「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」に合わせ、先月24~26日の3日間、異例の停戦を発表していた。

 サニー・レゲット(Sonny Leggett)軍報道官がツイッター(Twitter)で発表したところによると、空爆は4、5両日実施されたという。

「イードの停戦開始以降、米軍による最初の空爆があった」と明かしたレゲット氏は、「強調しておく。和平プロセスが続くよう、全当事者が暴力を削減しなければならない」と記した。

 タリバンはこれまでのところ、コメントを出していない。

 この停戦以降、アフガニスタン全土で暴力行為が減少。アフガン政府は、長く延期されてきたタリバンとの和平協議の開始に向け、準備ができていると表明している。(c)AFP