【6月5日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間5日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は38万7280人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計656万3710人余りの感染が確認され、少なくとも283万8800人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 4日午前4時以降、新たに5227人の死亡と12万1055人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1349人。次いでメキシコ(1092人)、米国(989人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに10万7685人が死亡、186万1966人が感染し、少なくとも47万9258人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万9904人、感染者数は28万1661人。以降はイタリア(死者3万3689人、感染者23万4013人)、ブラジル(死者3万2548人、感染者58万4016人)、フランス(死者2万9065人、感染者18万9441人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの82人。次いで英国(59人)、スペイン(58人)、イタリア(56人)、スウェーデン(45人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3022人、回復者数は7万8319人。

 地域別の死者数は、欧州が18万1542人(感染221万9958人)、米国・カナダが11万5340人(感染195万5666人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が5万7788人(感染115万1155人)、アジアが1万7817人(感染61万8625人)、中東が1万29人(感染44万5075人)、アフリカが4633人(感染16万4615人)、オセアニアが131人(感染8621人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP